歌モノアルバム「メイジーとララ」を制作しました

音楽のお仕事

こんにちは。

作曲をしているつよみーといいます。

普段はインディーゲームサウンドなどBGMを中心に制作していますが、音楽同人イベントである「M3」(2021年 春)に出展することが決まったこともあり、普段作曲しない歌モノに挑戦してみました。

完成したアルバムのクロスフェードはこちらです。

2021M3春「メイジーとララ」 クロスフェード動画

歌とセリフの両方が聴けるミュージカル調の曲集です。全6曲を通して、とある姉妹がケンカしたり仲良くしたりするハートフルなストーリーを描きました。

スタッフ

声優

メイジー(姉)

相川なつ

https://aikawanatsu.net/

ララ(妹)

のの

Twitter: https://twitter.com/nonochan66

​ 作詞・作曲 、プランプ(たぬき)の声

つよみー

Twitter: https://twitter.com/tsuyomi0508

デザイン

茶餅

Twitter: https://twitter.com/tyamoti

Web Site: https://sktakoran.wixsite.com/tyamoti

アルバム制作のきっかけ

ディズニー作品の1つに「アバローのプリンセス エレナ」というアニメシリーズがあります。普段ディズニー作品を観る人でも、このシリーズを知っている人はなかなかいません。

ぼくは動画配信サイト「Disney+」で偶然この作品に出会ったのですが、ストーリーやキャラクター、挿入歌などがあまりにも自分の好みにぴったりで衝撃を受けました。

そこで「ぼくもこんな作品を作ってみたい」と思ったのが、今回のアルバムの制作のきっかけです。

さらに、エレナに関係するシリーズとして「小さなプリンセス ソフィア」というアニメがあるのですが、そちらの挿入歌も大好きで、音楽性に関して強く影響を与えてくれました。

アルバムの制作過程

歌モノ制作

思い立ったはいいものの、普段はボーカルのない音楽ばかりを制作しているので、まずは歌モノに関して勉強するところから始めました。

まずは、改めてエレナ・ソフィアの音楽を聴き直し、自分でも作ってみたいと思うような曲調の曲を選び出すことから始めました。

そして、それらの曲で特に自分が好きだと思う要素を書き出し、それらを表現するにはどうすればいいかを実際に作曲しながら考えてきました。

セリフまわしについて

エレナ・ソフィアを始めとしたディズニーソングは、キャラ同士が会話しているようなフレーズも魅力の1つです。

今回のアルバムでもそのような演出を取り入れてみました。

歌そのものがセリフになっていたり、ラップのようにセリフをしゃべったり、歌のテンポに合わせず自由な感じでセリフをしゃべったりと、様々なパターンを採用しています。

言葉づかいも、キャラクターの性格や年齢に合ったものになるよう気を配って書きました。

ストーリー制作

歌モノ制作の練習をしながら、同時にストーリーも書き始めました。

エレナ・ソフィアの音楽は、まずストーリーがあり、その中での出来事やキャラクターの心情が歌になっています。

今回のアルバムもそれに見習って、まずストーリーを作って、それからそのストーリーに合った曲を作っていこうと思いました。

ただ、この制作方法はなかなか難しかったです。自分が作りたい曲調はあるものの、それをストーリーの中でどのように取り入れていくかが悩みどころでした。

最終的には、なるべく様々な曲調を取り入れられるようストーリーや設定も柔軟に変更していくことで、アルバムの曲構成とストーリーが噛み合う落としどころを見つけていきました。

なので、作っていくうちにだいぶ変わった点もあります。完成品では登場人物の二人は「貧しい村に住む姉妹」という設定ですが、もともとは「お城に住むプリンセス姉妹」という設定でした。

アルバム制作で意識したこと

異なった声質を絡み合わせる

ディズニーソングでは、たくさんの声優の声が絡み合って幅広い表現がなされます。そのような作品を聴いていてぼくが思ったのは、「声優たちの声質が違えば違うほど、よりお互いの声が引き立つのではないだろうか」ということでした。

タイプの違う2人に声優をお願いした

そのように考えのもと、今回は普段歌っているジャンルが異なる2人の方に声優をお願いしました。姉のメイジー役には、力強く美しい声の「相川なつ」さん、妹のララ役には、とってもかわいく少女らしい声の「のの」さんが声を当てていただいています。

その配役によって、交互に歌う箇所などでは特に二人の声の違いが表れて、とてもユニークな作品にすることができたのではないかと感じています。

男性の声も入れた

そして同じ考えのもと、思い切って男性であるぼくの声も入れてみることにしました。

女性だけでなく男性の声も入れることで、より女性の声の魅力がより引き立つとも考えたのです。

女性の声や歌だけを聴きたい人ももちろんいると思うので、男性の声を入れるかどうかは迷いました。でも、このアルバムで何を表現したいかをもう一度考えたとき、やはり少しでもディズニーの世界に近づけたいと思い、男性の声が入っている曲を1曲だけ作ることに決めました。

視覚で魅せる

ミュージカル曲はもちろんそれ単体でも素晴らしいのですが、やはり歌っている人の動きも合わせて観るとより楽しめるものです。

そこで今回、短いですがアニメーションをつくりました。この記事の冒頭のクロスフェード動画の前半部分が完成したアニメです。

素人のぼくが初めて作ったアニメーションなのでとても拙いですが、それでもキャラクターが動いていることでより明確に世界観を伝えられたのではないかと思っています。

CDを手に入れる方法

もし興味を持っていただけたら、ぜひCDをお手にとっていただけたら幸いです。

ただ4/27現在、CD在庫を切らしてしまっています…。2週間後の5月中旬ごろにはCDが入荷されるので、それから通信販売を開始する予定です。

BOOTHというサービスを介して販売するので、以下のページで入荷お知らせをご確認ください!

BOOTH