今、この瞬間を楽しむ。「エッセンシャル思考」を読んで(その2)

今日も、「エッセンシャル思考」に書いてある「より少なく、よりよく」の教えを実践する方法を考えてみた。

インターネットやSNSの発達で、頭に入ってくる情報が過剰に多くなっている。しかし、それらはほとんどが重要な情報ではない。

意識して、それらを自分から切り離せば、本当に大切なことに注力することができるようになる。

スマホを手放す

つい、なんとなくしまうことがある。例えば、パソコンで仕事をしていても、気がついたらTwitterやYouTubeを見てしまっていたり。

仕事に集中する

ぼくの本業であるシステムエンジニアの業務は、多岐にわたる。1からものづくりをすることもあれば、他社が作ったものに手を加えることもある。ぼくは、自分で1からものを作るのは好きなのだが、あらかじめ他の人が作ったものに手を加えるのは、あまりやりがいが感じられず、すぐに集中が途切れてしまう。

一度集中が切れてしまうと、先ほども言った通り、TwitterやYouTubeに刺激を求めてしまいがちになる。

それでリフレッシュになれば良いのだが、それらのメディアに触れると、むしろ頭が疲れてしまう。疲れが溜まってしまえば、余計に仕事に集中できなくなる。このような悪循環に陥りがちだ。

今やるべきこと=仕事を最優先に考えるならば、集中が切れてきたとき、画面から離れてリフレッシュすることが大切だ。外に出て運動するのも良い。

やるべきことを妨げる要素があることを自覚さえできれば、後はそれをどうやって遠ざければいいか考えるだけだ。

食事に集中する

食事中にスマホで動画を見るのはやめた。

食事という楽しみを、スマホの動画で遮ってしまうのはもったいない。今は実家に住んでおり、普段は母親が食事を作ってくれる。スマホを見ながらの食事は、作ってくれた母親にも失礼だ。

ものをよく見る

ぼくは仕事でも趣味でも、パソコンで行うことがほとんどだ。

パソコンと数時間にらめっこした後、リフレッシュのため外に出てみると、外がこんなに色鮮やかなのかとびっくりすることがある。ぼくが住んでいる地域は自然豊かで空が広い。ちょっと外に出るだけで、美しい風景を見ることができる。

インターネットさえあれば豪華な動画だったり、世界の絶景の写真だったりを無限に見ることができるが、自分の目で実際にものを見ることにはかなわないと思った。

パソコンの画面に映ることの面白さ引き込まれすぎて、身近にある美しいものを見逃していないか気をつけてみる。

好きなことを全力で楽しむ

小さい頃から作曲が好きだ。音が積み重なり世界が出来上がっていくのは楽しくて仕方がない。

しかし、SNSに音楽をアップするようになって、作曲するときに雑念が入るようになった。再生回数、リツイート数、いいね数。そういった数字を、他人と比べ一喜一憂するようになってしまった。

どうやったらもっとたくさんのいいねがもらえるか考えたりもする。でも、「これは本当に自分のしたい作曲なのか?」という疑問との板挟みになって、深く悩んでしまうことがある。

楽しくて続けていた作曲が、他人との比較によってつまらなくなってしまうのは悲しい。

SNSにアップすること楽しみ楽しみにするのではなくて、いま作曲をしている、そのこと自体を楽しむように意識してみる

未来のことを考えるのもいいけど…

つい最近、ストレングスファインダーを試した。これは、合計180の質問に答えていくと、自分の持つ資質がわかるという診断だ。資質は34種類あり、診断結果は、最も自分に備わっている資質から順番に並び替えられて表示される。

その結果で、僕の優位な資質の4番目に「未来志向」が選ばれた。これは未来を空想するのが好き、未来に希望持って生きることができる、といった資質だ。

それだけ聞くと良さそうだが、アドバイスには、「気を付けるべき事は、未来を想像しすぎて、今を生きることをおろそかにしてしまう可能性があることだ」ということが付け加えられていた。

これはとても思い当たる節があった。いつかすごいことをやるんだと意気込みすぎて、今やっている事はそれほど重要ではないと思ってしまっていることがあった。

当然だが、今努力をしなければ、未来のすごいことも実現しない。

未来の事について想像する時間は別でしっかりと設けつつ、やるべきことはしっかり集中し、楽しみを見つけながらやることを心がけたい。