ダブステップを作る際に使ったワブルベース

最近ダブステップというジャンルを作曲する機会があり、ダブステップでは必ず登場するうねるベース音、「ワブルベース」を作りました。

出来上がった音はこちらです。オートメーションの変化によって様々な表現ができます。


この音はMassiveというシンセで作りました。今回の記事では、この音色のメイキングをメモ程度に書いていきます。

オシレーター

各オシレーターのつまみにアサインされているモジュレーションソース(黒四角の中の数字)に関しては、後で紹介しています。

それぞれの音がFilter1に行くように、右端のツマミを一番上に設定しておきます。

OSC1 Digital/Hybrid -> Modern Talking

この音色をメインで利用します。 つまみをいじることによる音色の変化が大きいです。

OSC2 Analog/Electric -> HardSync

高音域で主張するOSC1に対して、OSC2ではPitchを-12に設定し、低音を強化します。

4 Env

  • アタックは最速
  • サステイン(Decayの右のLevel)は最大

音が減衰しない設定にすることで、厚みを持たせます。

5 LFO


ここでは、動画の「2.LFO」で流れた3連符でうねる音を作るための設定をします。

VOICINGタブ

Unisono -> 6

音を太くするために6つユニゾンさせます。

Monorate、Legato Trillerにチェック

MIDIノートを重ねて置いたときに、なめらかにつながる効果を出したいのでこの設定にします。

OSCタブ

「Time」とかかれているツマミで、MIDIが重なっているときに音を滑らかに移動させるときの時間を設定します。この時間が長く設定されているほど、音がなめらかに移動します。

INSERT

Sine Shaperをかけて、音をよりシャープにします。

FX

FX1 -> Classic Tube

このままだと少し音が硬いので、Classic Tubeで音に少しだけ温かみを持たせます。

FX2 -> Dimension Expander

音に広がりをもたせます。

FILTER

今回はScreamというフィルターを利用し、動画の「2.LFO」の音を強化しています。