行動を記録して、計画力をアップしたい

計画を立てるというのはとても楽しいです。未来の輝いている自分を想像して、そうなるためにどうすればいいか考える。そして、やるべきことを1日のスケジュールに落とし込む。

そこまでは最高に楽しいのですが、いざそのスケジュール通りに動こうと思っても、うまくいったためしがありません。

最近読んでいる「独学大全」という本の「行動記録表」という章に、より良いスケジュールが立てられるようになるためにすべきことが書かれていました。

今回はその内容を踏まえて、僕が今までに立ててきたスケジュールに対する反省と、これからどうすべきかを書いていきます。

計画するのは楽しい

小学生時代の、ほろ苦い思い出

思えば、計画倒れに悩まされてきた人生でした。

ぼくが小学生の頃、夏休みに入る直前になると、休みの1日1日をどのように過ごすか、空の表に理想のスケジュールを書く授業がありました。ぼくは意気揚々と、

「朝は7時に早起きして、午前中は夏休みの宿題に充てる。やるべきことを終わらせた午後、思いっきり遊ぶ。」

というようなスケジュールを書いたと思います。そして、そのスケジュールを書き終えたぼくは、とても強い充実感を覚えていました。

明日から夢の詰まった夏休みが始まる。今までの怠け者の自分とおさらばだ!なんて思っていた事でしょう。

結果、夏休みの宿題は最終日の8月31日、両親に手伝ってもらいながら進めて、それでも終わらなかったので、2学期が始まっててから数日間も宿題に追われるという惨事が繰り広げられました。

理想のスケジュールなどというものはあてにならないし、さらに悲しいことに、その夏休みの惨事は小学校6年間毎年起きていました。

今となっても

大人になった今でも、全然スケジュール通りに行きません。

仕事において締め切りが守れないのはまずいので、なるべく余裕を持って納期を設定することで、締め切りに関して相手に迷惑をかけることがないよう気を配っています。

しかし、3日でできるだろうと思っていた仕事が実際には1週間かかった、などという見積もりのミスが当たり前のように起き続けます。

自分の作業スピードに対する認知の歪み

ここでやっと気づくのが、「理想の自分」と「現実の自分」との間に大きなキャップがあるということでした。

自分のどの行動に何時間かかっているのか、分かっているようで分かっていません。

また、スケジュールを立てる際、「1番スピードが速かった時の自分」をもとに考えてしまうことも原因です

「この仕事は3時間で終わらせたことがあるから、スケジュール上でも3時間とっておけば充分だろう。」といった具合に。

でも実際は、その時はたまたまスムーズに行っただけで、普通であれば5時間必要な作業内容かもしれません。また、作業中に予想外のタスクが舞い込んでくることもあります。

スムーズに行くことを前提にスケジュールを立てると、スケジュールがぎゅうぎゅうづめになり、1つでもうまくいかないタスクがあると、スケジュール全体に悪い影響を及ぼします。

そこで、より現実的でうまくいくスケジュールを立てられるようになるために、理想のスケジュールと実際のスケジュールを見比べて、理想通りにいかなかった事は何か理解することが重要になります。

記録方法

実際のスケジュールを可視化する方法はシンプルで、自分の1日の行動、何時に何をしたか、1日を通して記録していきます。

紙に書く、またはスマホアプリで記録するなど、記録する手段はいくつかあります。

ぼくはいつもiPadを持ち歩いているので、それで記録ができれば良いと考えました。そこでいくつかの行動記録アプリを触ってみた結果、「MyStats」を使うことにしました。

ただ、記録することは忘れてしまいがちだし、1度記録を忘れると続けるのが一気に面倒くさくなってしまいます。

そこでぼくは、「タイマー & アラーム ListTimer 料理や勉強に」というiOSアプリを使って、1時間ごとにiPadに通知が来るようにしました。この通知が来たときに、それまでの行動を記録するというわけです。

まずは1週間

「独学大全」によると、まずは1週間の行動を記録した後、理想のスケジュールと見比べると自分の行動の改善につながるとの事でした。

早速、今日から1週間、毎日行動を記録してみたいと思います。そして1週間後、このブログでその記録の分析結果を書きます。